主役を引き立てる存在でありながら、時に主役以上の輝きで視聴者を魅了する存在——それが脇役です。良い作品を作るためには、すばらしい俳優を主役に据えるだけでなく、主役の脇を演技力に優れ、存在感のある俳優で固めることも重要なのではないでしょうか?

 「名脇役だと思う男性俳優ランキング2008」で 昨年のランキングの5位から1位へ躍り出た《生瀬勝久》は、映画にドラマ、バラエティと幅広く活躍し、テレビで彼の顔を見ない日はないと言ってもいいほどの人気を誇る個性派俳優。 『功名が辻』などのドラマで見せるシリアスな演技だけでなく、 『TRICK』などでのコミカルな演技も高く評価されています。1980年代から深夜のコント番組で活躍をしていたため当然といえば当然ですが、その演技の幅の広さには驚かされるばかりですよね。

 続く2位の《温水洋一》も、10位だった前回から大きくランクアップした一人。 「ぬっくん」の愛称で親しまれている彼の特徴は、何と言ってもその優しそうな顔だちとシャイな人柄。ドラマにおいても「いい人」役を演じることが多いですが、その特徴を生かして2004年から2005年にかけては1位の《生瀬勝久》と共にNHKの異色コント番組 『サラリーマンNEO』で活躍。お笑いの分野においても非凡な才能を見せています。『サラリーマンNEO』には、このほかにも 芋洗坂係長の名で活躍中の 小浦一優とお笑いコンビ「テンション」を組んでいた《田口浩正》らが出演しており、個性的な脇役俳優をチェックしている人なら一度は見ておきたい番組と言えるでしょう。

 以下、3位の《阿部サダヲ》、4位の《八嶋智人》と、ランキング上位は舞台出身の個性派俳優が独占しました。今回のランキングでは、2007年に実施したランキングと上位陣の顔ぶれが大きく変わりましたが、はたして来年はどんな俳優が上位を占めることになるのでしょうか? 今年放送されたドラマや上映された映画を振り返って予想してみると楽しいかもしれませんよ?