国民総グルメ時代と言われて久しい日本。テレビをつければグルメ番組が毎日のように放送され、情報誌を開けば「見つけた! あなたの知らない美味しいお店」や「家族も大満足! とっておきのお献立」といった特集が組まれて人気を博しています。このように食への関心が高い国民性ゆえでしょうか? これまで日本ではさまざまな食べ物がブームを巻き起こしています。

 「実はブームの時にハマっていた食べ物ランキング」の1位は《ナタデココ》でした。クニクニという独特の食感と癖のない味でフルーツ類やヨーグルトなどとの相性が良く、1993年に大ブームとなりました。成分のほとんどが水分で豊富に繊維質を含んでいるため、ダイエット食や 特定保健用食品の素材としてブームが過ぎ去った今も多くの人に愛されています。ちなみに、日本と同じく《ナタデココ》が人気を集める台湾では、《ナタデココ》をスイーツ以外に刺身などの素材に使うこともあるそうです。

 続く2位には《ティラミス》が選ばれました。 マスカルポーネチーズの風味とコーヒーの苦みが特徴のイタリア生まれのチーズケーキで、日本では1990年代のバブル期にブームを巻き起こしました。本家イタリアでは一時期の流行に終わって定番スイーツとなることはなかったようですが、日本では今もコンビニエンスストアのスイーツコーナーの常連として、《ナタデココ》同様に息の長い人気を集めています。

 スイーツが上位を占める中で5位にランクインしたのが、現在も静かなブームが続いている《五穀米》。米/麦/あわ/豆/キビをブレンドしたものが一般的ですが、古く 『古事記』や 『日本書紀』では穀物の種類が異なるなど、時代や地域によってその組み合わせはいろいろとあるようです。「性質の異なる複数の穀物をブレンドするので炊き方が難しいのでは?」と思う方もいるようですが、近年はブームを受けて電気炊飯器にも《五穀米》を炊き分ける機能が搭載されるようになっており、思いのほか手軽に食べられます。

 ちなみに《五穀米》には食物繊維やミネラルといった栄養成分が白米より多く含まれており、糖質も低いと言われています。今回のランキングに入った食べ物はその多くがスイーツでしたが、この《五穀米》や《ナタデココ》のほかにも4位の《カスピ海ヨーグルト》や11位の《ベーグル》など、健康食として人気を集めたものも目立ちます。「次にブームになる食べ物は何だろう?」ということが気になる方は、健康食をキーワードに予想してみるといいかもしれませんね。