乗り換え回数が多く比較的短時間で目的地に到着する通勤電車と比べて、長時間乗っていることが多い新幹線や特急電車。それだけに、快適さや利用のしやすさなど、普段はあまり気にしていないようなポイントで、ついつい「こんな設備や機能があればなあ……」なんて考えてしまうものですよね。

「新幹線・特急列車にあったらいいと思うものランキング」で1位に選ばれたのは、《完全リクライニングシート》でした。長い時間座席に腰掛けていると、上半身を支え続ける腰への負担は相当なもの。お尻だって痛くなってしまいます。そんな時、座席が《完全リクライニングシート》なら腰やお尻への負担は大幅に低減されるはずです。さらに《マッサージチェア完備》になっていれば言うことなし。目的駅まで快適な時間が過せそうです。

 仕事で新幹線・特急列車に乗るビジネスマンであれば、3位の《インターネット・データ通信サービス付のビジネス車両》はぜひともあってほしいもの。以前は高速で移動する新幹線・特急列車内でのブロードバンド通信は 「ハンドオーバーが難しい」という問題を抱えていましたが、2006年には 「つくばエクスプレス」で初めて実用化されました。また、環境整備が進んだことによって、時速200キロを超える新幹線でも2009年春には安定した無線通信が可能になると言われています。このように《インターネット・データ通信サービス付のビジネス車両》が実用化されてくると、気になるのが同じく3位に入った《電子機器の充電サービス》です。最近は長時間駆動が可能なノートパソコンも多いですが、バッテリーの残量を気にすることなくインターネットに接続し、パソコンの性能を100%発揮できるようになれば、車内での作業もはかどるのではないでしょうか。

 「そういえば最近見ないな……」と思うのが、かつては多くの長距離列車に連結されていた5位の《食堂車両》。現在では 「北斗星」や 「カシオペア」など、一部の夜行列車でしか本格的な《食堂車両》はお目にかかれなくなり、簡易な食堂スペースを備えた ビュフェも同様の状況となっています。これは移動時間が以前と比べて短縮されて食堂車でゆっくりと食事をする人が少なくなったことや、駅弁で済ませてしまう人が多くなったことなどが理由と言われていますが、「列車に乗っている時間も旅の一部」と考える人にとっては寂しい限りです。

 ちなみに、新潟県を走る 「ほくほく線(北越急行)」では、長いトンネルで退屈しないよう、プロジェクターを搭載したシアター列車 「ゆめぞら号」を土日と祝日に走らせて好評を博しているそうです。長距離を走る新幹線や特急列車にも《ミニシアター車両》が採用されれば、ロマンチックな旅が楽しめそうですね。