用便中のコミュニケーションという文化を持つ中国のような国を除けば、ほとんどの国では個室が前提となっているトイレ。においや汚れの問題さえなければ、余分な情報に邪魔されることないトイレは、ある意味「究極のプライベートルーム」といえるかもしれません。そんなプライベートルームでついついしてしまうことの1位は、やはり《考え事をする》でした。

 戦国時代の名武将として知られる 武田信玄は、6畳もの広さを持つ 御閑所(=トイレ)を作らせて、政治戦略などを思案していたそうです。1位に《考え事をする》がランク・インしたことを考えると、信玄が生きた時代から500年近くが過ぎた現代でも、トイレという場所は集中して物事を考えるのに最適な場所なのかもしれませんね。2位の《雑誌を読む》や4位の《新聞を読む》、5位の《マンガを読む》など、わずかな時間を利用して読書に励む人も多いようですが、さすがに長時間座り続けるのは疲れるからでしょうか、《小説を読む》は8位にとどまりました。

 今回のランキングで時代を感じさせるものといえば、やはり3位の《ケータイでメールする》。すでに1億台以上が普及した携帯電話は、どこに行くのにも手放せない体の一部のようなアイテムです。携帯電話向けサービスを行う アイシェアが2008年6月に行った 調査によると、トイレで携帯を利用した経験のある人は約5割にも上り、そのほとんどがメールのチェックをしているのだとか。ただし、ボタン入力に夢中になるあまり、回答者の2割は水没を経験しているそうなので、手を滑らせないように注意しましょう。