10年前を振り返った時に、「当時はこんなことがあたりまえになるとは夢にも思わなかったなあ」というのはよくあること。これは、現在あたりまえだと思っているものが、10年後にはそうではなくなっている可能性があることを意味しています。はたして今から10年後の2018年に、私たちの前から姿を消しているものとは何なのでしょうか?

 「10年後にはなくなっているかもしれないランキング」で1位に選ばれたのは、《ブラウン管のテレビ》でした。薄型液晶テレビの普及によって、最近はその姿を見ることが少なくなった《ブラウン管のテレビ》ですが、 ハイビジョンブラウン管を採用したテレビは画質のよさ、階調表現の豊かさから現在でも愛好している人が少なくありません。しかし、国内メーカーのほとんどはすでに生産・販売を終了。松下電器が海外向けに生産・販売を続けていますが、こちらも2010年には撤退する方針を固めているようです。

 3位は《レンタルビデオ(VHS)》。 「10年前の自分が見たらスゴイ!と思うことランキング」において《ビデオテープを使わなくなった》が第4位にランク・インしたことからもわかるように、レンタルショップにおいても主流となっているのはDVD作品。とはいえ、そのDVDすらも盤石とは言えないのがAV家電の世界。今から10年後には「レンタルDVD屋」を飛び越えて「レンタルBD(《ブルーレイ》ディスク)屋」になっているのかも……。

 国内普及台数が1億台を突破した携帯電話の影響で、《公衆電話》に人が列を作る姿もすっかり見なくなりました。 NTTが発足した1985年には90万台以上が設置されていた《公衆電話》も、今や当時の半分以下に減少しているとのこと。衰退の原因を作った携帯電話は、その多機能さゆえにさまざまなものに影響を与えています。今回ランク・インしている15位の《電車やバスの切符》や21位に入った《紙のレシート》なども、携帯電話に搭載された 「モバイルFeliCa」の普及が進むことによって、近い将来には姿を消してしまうのではないでしょうか?

 このほか、10位の《寝台列車》や11位の《デパートの屋上遊園地》など、なくなってしまうことを考えると何だか寂しい気持になるものも多数ランク・インしていますが、本当に必要とされているのであれば、なくなることはないはず。次へ進むこと、変化することを人々が求める以上、淘汰されるものがあるのは仕方がないことなのかもしれませんね。