大河ドラマ 『篤姫』の快進撃がつづいています。2008年1月6日の放送開始以来、平均視聴率は毎回20%を越え、月9ドラマや日テレ学園ドラマの平均視聴率と毎週トップを争うほどの人気。主演、 宮崎あおいの演技力はさることながら、「篤姫」の生き様や、それを取り巻く人々の気持ちに共感するべく、毎週日曜の夜はテレビの前に座っている方も多いのではないでしょうか?

 1963年の第1回放送から45年続く NHK大河ドラマの歴史の中で、「思い出に残る大河ドラマ」についてアンケートを行ったところ、数多くの名作を抑えて1位に輝いたのは、2004年に放送された 『新選組!』でした。ジャニーズの 香取慎吾をはじめ、 藤原竜也堺雅人オダギリジョーなど、若手の実力派俳優をそろえ、青春群像をみずみずしく描いたドラマに、思わず初恋のように頬を赤らめた方もいるのではないでしょうか。

 また、僅差で2位にランクインしたのは、仙台藩主 「伊達政宗」の数奇な人生を描いた 『独眼竜政宗』。右目の失明というコンプレックスがありながらも、戦国時代を駆け抜けた様に、誰もが思わず涙したことでしょう。今やハリウッドスター 渡辺謙が熱く演じきりました。彼がまだ28歳当時に主演した本作の平均視聴率は39.7%で、今なお大河ドラマ史上の最高記録です。

 ランクインした作品の中で、一番古い作品は1965年度大河ドラマ 『太閤記』。主演は若かりし日の 緒形拳。高度成長期真っ只中。団塊世代の皆さんの青春期の作品です。その内容を、会社の上司やお父さん、お祖父さんに聞いてみたら教えてくれる上に、会話もはずむかも。

 また、3位の 『利家とまつ 〜加賀百万石物語〜』、6位の 『功名が辻〜山内一豊の妻』、8位の 『おんな太閤記』など、戦国時代の武将やそれを取り巻く女性に焦点を作品が上位にランクインしているのも特徴的で、同局の朝ドラのヒロイン同様に、女性が自分の意見を持ち、生き生きと活動する姿が共感を得ているのかもしれません。

 さて、後世に名を残す人物の生涯や出来事をテーマとするドラマ。史劇でもなく時代劇でもなく、なぜ「大河ドラマ」と言われているのでしょう。NHK広報部に伺ったところ、「とある新聞社の方が、新聞記事にて「まるで大河のようだ」と表現したことに由来」するそうです。そして「正式にドラマタイトルの冠に「大河ドラマ」と謳い始めたのは、1996年放送の 『秀吉』から」なのだそうです。

 主に歴史上の人物を主人公として、日本と日本人の成長と成熟を描いてきた大河ドラマ。現在放映中の『篤姫』は、ちょうどストーリーの半分を過ぎたところですが、すでに、来年の 『天地人』( 妻夫木聡演じる、上杉家の家老 直江兼続)、再来年の 『龍馬伝』の内容も発表されています。今後も、時代や世代を超えて受け継がれるドラマが楽しみです。