黒船来航をきっかけに日本が近代国家への道を歩み始めようとしていた幕末——。日本の歴史上類を見ないほど国全体が大きく揺れ動いたこの幕末期には、新しい時代の道しるべとなるべく強烈なリーダーシップを備えた人物が同時多発的に出現しました。いずれ劣らぬ人間的な魅力を持つ幕末の有名人の中であなたが上司にするとしたら、はたして誰を選びますか?

 「上司にしたい幕末の有名人ランキング」で断トツの1位に選ばれたのは《坂本龍馬》でした。 大政奉還の成立に尽力し、 明治維新のきっかけを作った 薩長同盟の締結に奔走した政治面での手腕はもちろんですが、近代日本最初の商社とも言われる 亀山社中(後の 海援隊)を結成するなど実業家としても有名です。「映画や小説で描かれる彼の姿は実際の人物像とは違うのではないか?」と指摘する声もありますが、政治活動と会社経営の両方をみごとにこなしてみせたその超人ぶりは「さすが!」というほかありません。

 その《坂本龍馬》の師匠にあたるのが、2位の《勝海舟》。若くして蘭学や西洋の近代兵法学を学び、 山岡鉄舟高橋泥舟と共に 「幕末の三舟」と呼ばれている政治家です。1860年には 福沢諭吉ジョン万次郎らと共に 咸臨丸で渡米し、帰国後は江戸幕府の海軍軍艦奉行などを務めました。旧幕府軍と新政府軍との間を取り持ち、 江戸城無血開城によって江戸市中を戦火から救うなど、巧みな交渉術を持っていることで知られている《勝海舟》——。もし自分の部署に上司として彼が配属されてきたら、ぜひそのテクニックを教わりたいものです。

 1、2位共に魅力的な人物がランク・インしましたが、上司としてであればこの2人以上に頼もしそうなのが、 松下村塾を開いた3位の《吉田松陰》。7位の《高杉晋作》を筆頭に、 伊藤博文山縣有朋井上馨など、後に活躍するそうそうたる面々を指導したのもこの人物で、「明治維新の精神的指導者」と言われています。時代のすう勢を見極め、的確に導いてくれる彼のような人物が上司になってくれたら、自分の(ビジネス)スキルも飛躍的にアップするのでは? と期待せずにはいられませんよね。