『巨人の星』の 花形満を主役に据えた 『新約「巨人の星」花形』や、 『北斗の拳』の主人公・ ケンシロウの兄・ トキにスポットを当てた 『銀の聖者 北斗の拳 トキ外伝』など、近年はコミックの分野で スピンオフ作品が花盛りですが、アニメの分野ではスピンオフ作品が制作されていないキャラクターがまだまだ存在します。多くの人が「知らない一面を見てみたい!」と感じたアニメのキャラクター、 『ルパン三世』シリーズが1位、2位を独占、さらに予想外なキャラクターもランク・インしています。

 「スピンオフが見たいアニメのキャラクターランキング」で最も多くの支持を集めたのは、『ルパン三世』シリーズのヒロイン《峰不二子》でした。主人公・ルパン三世を手玉に取る絶世の美女《峰不二子》は、ある時はルパンの敵として、またある時は味方や恋人として登場する謎多きキャラクター。1話完結だった初期の原作コミックでは、登場する回によって人物設定すら異なっていたのだとか。ちなみに、主人公としてではありませんが、季刊雑誌 『ルパン三世officialマガジン』で連載されているコミック 『M.F.C.』では、主人公の務める泥棒会社の社長として彼女が登場しています。

 2位には同じく『ルパン三世』シリーズの《銭形警部》が入りました。「とっつぁん」の愛称でルパンやその仲間からも一目置かれる存在であり、ファンの間ではルパンに負けず劣らずの人気を誇るキャラクターです。巨悪を倒すためには宿敵・ルパンとも時に共同作戦を取るほどの正義感の強さ、ルパン逮捕のために取る常識外れの行動など、その破天荒な性格は実にスピンオフ作品向き。「普段の勤務風景や、プライベートな時間を過ごしている姿などをじっくり見てみたい!」という方も多いのでは?

 3位の《シャア・アズナブル》は、人気アニメ 『機動戦士ガンダム』で主人公・ アムロ・レイのライバルとして登場したキャラクター。第1作の『機動戦士ガンダム』以外にもさまざまなシリーズ作品に登場し、「歴史の生き証人」的な扱いとなっています。アムロ・レイとの最後の戦いを題材にした劇場アニメ最終作 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ではアムロと共に主人公として登場しますが、意外なことに単独で主人公に据えたスピンオフアニメは作られておらず、ガンダムシリーズの専門誌 『ガンダムエース』でコミック 『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』が連載されているのみ。上位に入った 『ドラゴンボール』の《ベジータ》や 『ヤッターマン』の《ドロンジョ》もかなりのメジャーなキャラクターですが、《シャア・アズナブル》同様にアニメではスピンオフ作品が作られていないようです。

 見逃せないのは、 『サザエさん』の名(?)脇役《アナゴさん》が9位にランク・インしていることでしょうか。厚い唇と大きな鼻が貫録を感じさせる《アナゴさん》ですが、マスオさんの親友という設定からもお分かりのように、実はまだ20代。マスオさんには亭主関白を装いつつも、実は奥さんの尻に敷かれているという彼のスピンオフアニメは、家庭を持つビジネスマンが「分かるなあ、その気持ち」と涙をぬぐう、哀愁たっぷりの作品に仕上がりそうです。

 『ヤッターマン』は2009年公開の実写映画 『YATTERMAN 〜ヤッターマン〜』で 深田恭子が《ドロンジョ》役を務めることで話題を集めていますが、アニメがだめならせめて実写で——フカキョン主演の『DRONJO 〜ドロンジョ〜』なんてのもいいかもしれませんね。