スーパーで購入するダイコンの値段や、お風呂上がりににらめっこをする自分の体重——。私たちの身の回りにあるものは、その多くが 「単位」で表すことができます。しかし、長さを表す「メートル【m】」や重さを表す「キログラム【kg】」、時間の「秒」のようなおなじみのもの以外にも、あなたの知らない単位が世の中には数多く存在するのをご存じでしょうか?

 ガソリン価格高騰の影響で興味を持つ人が多かったのでしょうか、「1単位がどれくらいを表しているか分からない単位ランキング」では、原油を計量する際に使われる単位《バレル【bbl】》が1位となりました。《バレル【bbl】》は英語圏で使用されている ヤード・ポンド法における体積を表す単位。1単位あたりの量は国や用途によって異なり、原油を計量する際は1単位あたり42 米国液量ガロンメートル法換算で約159リットル)となっています。ちなみに、6位にランクインした《ガロン【gal】》は、ヤード・ポンド法で容積を表す単位です。こちらもアメリカでは約3.8リットル、イギリスでは約4.5リットルと、国や用途によって1単位あたりの量が異なります。

 3位の《パーミル【‰】》は鉄道ファンには線路の勾配を示す単位として知られています。日本語では 「千分率」と呼ばれ1《パーミル【‰】》は0.1%にあたります。ちなみに、 箱根登山鉄道あじさい電車は80《パーミル【‰】》(=1,000メートル進むと80メートル上がる)の急勾配を登ります。

 日本では、一部を除く多くの分野で 国際単位系の単位を採用していますが、世界を見渡せば、《バレル【bbl】》のような古くからある独自の単位が現在もごく当たり前に使われています。旅行などで外国を訪れた際には、こうしたその国独自の単位にとまどってしまうこともしばしばですが、その由来・成り立ちについて調べてみると面白いかもしれませんね。