列車での長旅には欠かせない 駅弁。近年ではコンビニエンスストアの進出や 駅ナカ事業の発展などの理由で駅弁の売上げが減少傾向にあるそうですが、その土地土地の食材が手軽に楽しめる駅弁人気はまだまだ健在。「駅弁を食べるのも旅の楽しみの1つ」と言う人は少なくないようです。
 「好きな全国の有名駅弁ランキング2008」で1位の栄冠を勝ち取ったのは《いかめし》でした。《いかめし》の中でも特に有名なのが、北海道・函館本線の 森駅で売られている 「いかめし阿部商店」のもの。小ぶりなイカの胴体にうるち米ともち米を詰めて秘伝のタレで煮込んだシンプルな一品ですが、東京・新宿の 京王百貨店が毎年開催している 「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」では、実演弁当売上個数ランキングが37年連続全国1位という驚くべき人気を誇ります。続く2位には、 2006年調査のランキングで《いかめし》を押さえて1位に輝いた富山県の《ますのすし》が入りました。《ますのすし》は、魚のマスと酢飯を笹の葉で包んだ押し寿司です。全国的には 「源のますのすし」が有名ですが、 「高田屋」 「せきの屋」 「吉田屋」など30を超える業者が存在し、それぞれの味比べをするのも面白いかも。また 富山空港でも 空弁として販売されているそうです。飛行機での旅行が多い人なら、こちらを買い求めてみては?
 以下、北海道の 長万部駅などで売られている《かにめし》や、信越本線の 横川駅の名物《峠の釜めし》など、上位陣は昨年とほぼ同じ顔ぶれとなりました。そんな中注目したいのが、いきなりの上位入りとなった9位の《牛肉道場》。山形県・米沢市の名物である 米沢牛を使った牛そぼろとスライス肉をごはんの上にたっぷりと載せたボリューム満点の一品で、2005年にはファミリーマートから《牛肉道場》をモチーフにした弁当 「牛肉番長」も販売されていました。
 台湾や韓国など、日本以外にも列車向けに弁当を販売する国はありますが、日本ほど多種多様な弁当が販売されている国は無いのだとか。せっかく日本に生まれたのですから、いろいろな駅弁を思う存分楽しんでみたいですよね。