関東地方北部に位置し、その名の通り 「トチノキ」を県木に指定している栃木県。面積およそ6,400平方キロメートル、人口約200万人、世帯数は73万世帯(2008年4月現在)で、温泉などの観光スポットも多く、首都圏からも多くの人が訪れます。そんな「栃木県と言えば浮かぶものランキング」のナンバーワンに選ばれたのは、定番の観光スポットとして知られる《日光東照宮》でした。

 江戸幕府を開いた大権現—— 徳川家康を祀った神社《日光東照宮》の創建は1617(元和3)年。 「御本社(ごほんじゃ)」(本殿)をはじめ、 「陽明門」や「廻廊」、 左甚五郎作と伝えられる 「眠り猫」などが国宝に指定されており、1999年には UNESCO(国際連合教育科学文化機関)の 世界文化遺産にも登録されています。ちなみに、正式な名称は「東照宮」で、ほかの東照宮と区別するために《日光東照宮》と呼ばれているそうです。

 今回のランキングでは、1位の《日光東照宮》以外にも、2位の《華厳の滝》や4位の《日光猿軍団》や5位の《日光江戸村》、《いろは坂》など、日光市内にある観光スポットやレジャー施設がズラリと上位にランクイン。2007年に発表された調査によると、2006年に栃木県を訪れた観光客は7,706万人で、何とその内の1,140万人が日光市を訪れたそうです(最も多かったのは宇都宮市の1,378万人)。人気の理由として 東武鉄道特急スペーシアなど東京都心からの便が良いことが挙げられていますが、それゆえに日帰りで済ませてしまう人も多く、栃木県全体では宿泊客の数は減少傾向のようです。

 食品関連で最も人気が高かったのは、3位の《宇都宮の餃子》。専門店の数が200を超えると言われる宇都宮市では、地元ではおやつ代わりに食べることもあるほど餃子が愛されており、一世帯あたりの年間餃子購入金額は日本一。1991年に発足した協同組合 「宇都宮餃子会」のPR活動の効果もあり、現在ではすっかり「餃子の街」というイメージが定着しています。 JR宇都宮駅東口には餃子の銅像も建てられているので、餃子好きの方は一度足を運んでみては? 食品関係では、このほかにも 「とちおとめ」などの銘柄で知られる《いちご》もランクイン。その収穫量は全国ナンバーワンで、毎年11〜5月ぐらいまでの間にはいちご狩りツアーも行なわれています。

 《日光東照宮》で日本の歴史に触れて荘厳な気持ちになった後は、《宇都宮の餃子》でおなかを満たし、締めのデザートに《いちご》を頂く——。次の週末には、日帰りでこんな観光プランを組んでみるのもいいのではないでしょうか?