食べ歩きの達人ことタベアルキストが「リピートしている」「人に教えたくなる」の2つの視点でお店を厳選。今回は東京の塩ラーメン10選をご紹介します。


 夏は無性にあっさりサッパリとした塩ラーメンが恋しくなります。豚骨や味噌のように脂コテコテでは無いし、醤油のように塩辛そうなイメージが少ない分、パンチが薄れるようなイメージを持つ方もいるかもしれません。ただ、脂や塩分が少ないということは、それだけスープを摂るだけの素材の味が決め手になります、それに合わせる麺もかなり重要な要素となり、麺本来の味が分かりやすくなるのです。塩ラーメンの歴史については諸説あり、起源などは定かではありませんが、江戸時代から続く貿易港である函館に広東人が海産物の買い付けに来航し、そこで出されていた澄んだスープに真っ直ぐな麺であることから塩ラーメンのルーツは広東系の湯麺ではないかといわれています。当時、来航ついでに函館を訪れた華僑の中で特に中国南部出身者(広東省を含む)が多かったという記録もあわせていると、その故郷の味である「塩スープの麺料理」の人気があったのも頷けますね。ちなみに函館には塩ラーメンについても全国区で知られている名店が数多く存在しています。
 「スープがキラキラと眩しい程に輝いている一杯には、どれだけの手間暇と料理人のこだわりが詰まっているのだろうか。」そんな、ダシの旨味をストレートに感じられる世界を堪能して戴ければ幸いです。

この10選は、「食べる幸せ、探す喜び」をモットーにしたタベアルキスト達が厳選したものです。