日本三大霊場の1つ、 青森県恐山で毎年催される 「恐山大祭」と 「恐山秋詣り」。この催し最大の見せ場が、 イタコによる 「仏降ろし(巫女おろし/口寄せ)」です。その習俗(習慣・風俗)が国の 選択無形民俗文化財にも指定されているイタコは、仏降ろしによって死者を自らの体に乗り移らせ、彼らに語らせることができるとされています。もし彼女たちに歴史上の人物を1人だけ呼び出してもらえるなら、あなたは誰を呼び出してみたいですか?
 1位に選ばれたのは、 尾張国の武将から戦国の世を駆け抜けた《織田信長》。 延暦寺焼き討ち長篠の戦い、当時としては革新的だった 楽市楽座検地兵農分離など、戦国武将の中では最もその行動・足跡がよく知られているだけに「あの出来事の時はなぜこう判断したのだろう?」と気になる人が多かったようです。僅差の2位には、幕末時代の日本を代表する人物《坂本龍馬》が入りました。 薩長連合の実現、 大政奉還の成立などに尽力し、実業家として 「亀山社中(後の 海援隊)」を組織した《坂本龍馬》。日本で初めての新婚旅行と言われている妻・お龍との薩摩旅行や、今なお実行犯が不明とされる暗殺事件など、真相を確かめてみたいエピソードには事欠きませんが、小説やドラマの印象があまりにも強く、実像とはかけ離れているのではないかと語る歴史家も少なくないそうです。
 以下、5位から10位にかけては、《マリー・アントワネット》や《ナポレオン》など波乱に富んだ人生を送ったことで知られる人物、《ジョン・F・ケネディ》や《ツタンカーメン》など死の真相について諸説がささやかれている海外の有名人が並びました。彼らと話しをするにはその国をマスターする必要がありそうですが、過去に アンネ・フランクエルビス・プレスリーの口寄せが行われた際には、日本語で話したとのうわさも……。とりあえず、言葉の心配をする必要はなさそうですね。