「日産ゴーン社長が日本に帰化?」「あの忠犬ハチ公の子孫が渋谷に…」。毎年4月1日は、他人にちょっとしたうそをついても許される 「エイプリルフール」。エイプリルフール当日には、日本はもちろん世界の国々で新聞・テレビなどのメディアが、ユーモアあふれるうその情報をさも事実であるかのように報道しています。近年ではインターネットの普及により、 ニュース系サイトを中心に数々のトンデモ情報が発信されるようになりました。そこで「Webのエイプリルフールネタで衝撃的だったものランキング」を調査してみたところ、思わず騙されてしまいそうな記事がずらりと並びました。
 トップになったのは、自動車情報サイト 「AUTO GALLERY NET(オートギャラリーネット)」で2005年に掲載された《ゴーン氏、日本に帰化》という記事。日産自動車の カルロス・ゴーン共同会長兼社長は、住友生命住友生命保険相互が2007年に全国2万6,000人の会社社長を対象に実施したアンケート 「未来の話をしませんか」で理想の経営者第1位(海外の経営者部門)に選ばれた人物。そんな話題の人物のネタだけに、「まさか!」と目を留めた人が多かったようです。
 巨大掲示板 「2ちゃんねる」で2006年に掲載された2位の《エイプリルフール中止のお知らせ》は、皆さんにとって記憶に新しいエイプリルフールネタではないでしょうか? その内容は「ITバブル崩壊をはじめとするもろもろの理由により、エイプリルフールを全面中止する」といったものでしたが、日付の部分に 「3月32日」と書かれており、よく読めばエイプリルフールネタであることが分かるようになっていました。
 今回のランキングの中でも特にユニークなのが、毎年エイプリルフールネタ一色の 「イソプレスうおっち」などを提供しているニュースサイト 「Impress Watch(インプレスWatch)」で2005年に掲載された《2ちゃんねら向けの新ドメイン「.orz」が運用開始》。失敗・落胆を表現する アスキーアートの 「orz」を題材に、おもしろおかしく記事に仕立てあげたセンスは脱帽モノ。実際に 「org」というドメインが存在するだけに、「まさか。いやひょっとして……」と思わせる妙な説得力を秘めていました。
 あるメディアが報じたエイプリルフールネタを事実としてほかのメディアが報じてしまうなど、影響力の大きなメディアならではの問題もあります。最近ではブロガーがエイプリルフールネタを競うということもあるようです。どことなく堅苦しい世の中ですが、年に一度くらいはこんな日があってもいいですよね。