同世代の人たちが集まると、話題の中心になるのはやっぱり自分たちが昔夢中になったこと。働いている業界が違えばなかなか会話を盛り上げるのは難しいものですが、若いころに一世を風びしたような話題であれば、何故かそんなに知られていないと思っていたものでも長時間のおしゃべりになってしまうことがあります。
 30代に聞いた「話題に出るとなぜか盛り上がるなつかしの話題ランキング」では、1987年から1994年にかけてフジテレビ系列で放送された深夜番組《ねるとん紅鯨団》が1位を獲得しました。《ねるとん紅鯨団》は、 とんねるずが司会を務めた素人参加型の集団お見合いバラエティ。告白したい女性が競合した時に男性が叫ぶ「ちょっと待った」コールや、土壇場でカップルが不成立になった時に 石橋貴明が叫ぶ「大どんでん返し!」などは流行語にもなりました。放送当時はこの番組をまねたお見合いイベントが全国で催されていたので、こうしたイベントに参加して今の彼女や奥さんと知り合ったという方もいるとか、いないとか。
 2位の《スライム(おもちゃ)》は、こねたり伸ばしたりして遊ぶゼリー状のオモチャ。1987年に ツクダオリジナル(現パルボックス、メガハウス)から発売され、ヒンヤリとした独特の触感が受けて大ヒットを記録しました。今でこそ 『ドラゴンクエスト』シリーズに出てくる敵キャラクターを思い浮かべる人が多いと思いますが、テレビゲームのモンスターのイメージが定着するまでは、「スライム」と言えばこの《スライム(おもちゃ)》でした。ネバネバつながり(?)で3位に続いた《ねるねるねるね》は、 特徴的なCMが知られていますが、商品もまた個性的。イチゴやブドウの味がついた粉に水を混ぜてスプーンで練り、チョコチップをつけて食べるお菓子。粉を練る最中に透明だった水が突然カラフルな色に変化する瞬間が楽しく、 サイバー菓子ケミカル菓子)を代表する一品と言えるでしょう。
 《キン消し》は人気コミック 『キン肉マン』のキャラクターをかたどった 塩ビ人形で、1980年代前半に発売されて子どもたちの間で一大ブームを巻き起こしました。今年の12月には『キン肉マン』が生誕29(ニク)周年を迎えるのを記念して、過去に発売された全418体の《キン消し》が特典として付いてくる 『キン肉マンコンプリートDVD-BOX』が発売予定となっています。お値段は何と税込10万5千円! その昔《キン消し》にはまった人同士なら、この話題だけでも大いに盛り上がれそうですね。