1883年にドイツ人の気象学者、 エルゲン・クニッピングの指導によって作られたのが始まりと言われている 天気図。この天気図で使用されるのが、天気の様子を表す 天気記号です。最近はメディアで使われることも少なくなりましたが、現在も日本では21種類の天気記号が使用されおり、皆さんも一度くらいは見た事があるはず。その意味や違いについて知っている人は一体どれほどいるのでしょうか? 新聞・テレビ等でよく見かける10の記号について調査を行ってみました。
 「知らなかった天気記号ランキング」で1位と2位になったのは、《ひょう》と《あられ》。どちらも氷の粒の降水を指すもので、氷の粒の大きさが直径5ミリ以上のものを《ひょう》、5ミリに満たないものを《あられ》と呼んで区別しています。《ひょう》に関しては天気図でもまず見掛けることはありませんが、これは《ひょう》が多くの場合《雷》を伴うため。実は、天気記号にはすべて表示の優先順次が割り振られており、《ひょう》が《雷》を伴って降る時は、より優先順位の高い《雷》のみが表示されるのだそうです。
 3位の《みぞれ》は、《雪》と《雨》が混じり合った降水現象を指す記号で、上半分に《雪》、下半分に《雨》の記号を使ってその様子を表現しています。ちなみに、《雨》や《雪》は記号の右下に「ツ」や「ニ」が付くことがありますが、これはそれぞれ「〜強し」、「にわか〜」を意味しており、 「にわか雨」などの表現に用います。以下、《霧》や《雷》と続きますが、○を書いただけというシンプルな形の《快晴》は、やはり多くの人が知っていたようです。
 今回のランキングで使用されている天気記号は日本独自の簡易化されたものですが、学術・気象予報用の正式なものには、 世界気象機関(WMO)が統一基準を定めた 国際式天気図用の天気記号が使われています。こちらはより詳細に天気を表現するために、何と100種類もの記号が用意されています。さすがにこれでは覚え切れませんよね?