「映画の父」と呼ばれる リュミエール兄弟が、 トーマス・エジソンキネマトグラフにヒントを得て映写システムの シネマトグラフを開発してからはや100年以上の時が過ぎました——。その長い映画の歴史の中で、これまでに数多くの 銀幕のヒーローが誕生しました。時代によってさまざまに変化するヒーロー像——果たして現代の男性はどのようなヒーローにあこがれを抱いているのでしょうか? 「男性陣が憧れる映画のヒーローランキング」で圧倒的な人気を集め同率1位に輝いたのは、 『007(ダブルオーセブン)』シリーズの《ジェームズ・ボンド》と、 『インディ・ジョーンズ』シリーズの《インディ・ジョーンズ》でした。
 《ジェームズ・ボンド》は英国の秘密情報部に所属し、 殺しのライセンスを与えられたスーパー諜報員。野性味あふれる初代の ショーン・コネリーに始まり、知的な ジョージ・レーゼンビー、スマートさを前面に出した ロジャー・ムーア、クールな ティモシー・ダルトン、さわやかな ピアース・ブロスナンと、演じた俳優によってイメージが大きく異なるのが面白いところです。ちなみに、歴代のボンドの中でも最も原作に近いと言われているのが、時代設定を一新し、新たな007シリーズとしてスタートした第16作 『007 カジノ・ロワイヤル』で、 ダニエル・クレイグが演じた人間味あふれるボンドなのだとか。唯一すべてのボンドに共通しているのは、「女性にもてる」ことくらいでしょうか?
 一方の《インディ・ジョーンズ》は、 ハリソン・フォードが演じる秘法探検の旅をする考古学者。こちらはシリーズ全作で同じ俳優が演じているため、イメージの違いこそありませんが、第1作からすでに30年が経過していることもあり、今年6月に公開される最新作 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』では、ちょっぴりお疲れの様子も……。
 アジアを代表するヒーローと言えば、4位に入った 『燃えよドラゴン』の《リー》も忘れてはいけません。この作品をきっかけに、日本をはじめとする世界のあちこちで カンフー(クンフー/コンフー)がブームとなり、劇中で《リー》が発する「アチョー!」という奇声や、 ヌンチャクを華麗に操るアクションを、子どもたちがこぞってまねをしました。残念ながら ブルース・リーは32歳の若さで亡くなってしまいましたが、もし生きていれば、2歳年下のハリソン・フォードのように元気でシリーズ作に出演していたかもしれませんね。