その素材が加わっただけで、メニューの値段にゼロがひとつ増えるような高級食材の数々。でも、普段食べなれていないせいか、実はあまりおいしいと思えない…。そんな「おいしさの分からない」高級食材を聞いてみたころ、1位《キャビア》、2位《フォアグラ》と 世界三大珍味のうちの2つが上位に入る結果となりました。
 《キャビア》は チョウザメの卵の塩漬けで、そのまま食べたり、 ブリニというロシア風パンケーキやパスタに乗せて食べたりといった楽しみ方があります。好きな人にとっては絶品の《キャビア》ですが、多くの人にとっては「ホントにおいしいの!?」と思ってしまう食材のよう。その理由として、「高すぎて、一度に食べられる量が少なすぎる」「売れるまでの期間が長いことを考慮して、長期保存できるよう塩味が強くなっている」などもあるようです。おいしいと思えないのは、最高の状態の《キャビア》を味のわかる分量で食べられていないからかも。同じく魚の卵である《カラスミ》は3位にランク・イン。こちらは ボラの卵の塩漬けで、江戸時代には越前のウニ、三河のコノワタとあわせて長崎の《カラスミ》は日本の三大珍味と呼ばれたそう。ちなみに卵の主であるボラは出世魚で、関東や関西ではボラが成長したものを「トド」と呼びますが、これ以上は大きくならないことから「とどのつまり」の語源になっているそうです。
 沖縄の綺麗な海にいくとナマコが多くてびっくりする人も多いはず。先ほどの三大珍味のひとつ 「コノワタ」とは、このナマコの内臓を塩に漬け込んだもの。日本でも古くから食されていますが、中華料理でも重宝される食材です。《干しナマコ》を使って家庭で料理をすることもできますが、独特の食感を保つにはもどし方がポイント。柔らかくなるまでもどすには1週間前後かかり、その間の手入れも味を左右するなど、手間ひまかかるところはさすが、高級食材ならでは。
 「おいしさがわからない」の前に、そもそも食べたことがない食材も多いはず。ランク・インした食材のうち、自信をもって「おいしいよね!」と言える食材はいくつありましたか?