2007年の 「新語・流行語大賞」に候補語として《鉄子》がノミネートされるなど、何度目かのブームを迎えている「鉄道」。さいたま市に 鉄道博物館が開館し、トラベルライター・ 横見浩彦と女性漫画家・ 菊池直恵の列車旅を題材にしたコミック 『鉄子の旅』がアニメ化されたり、電車に乗って移動するライダーが主人公の特撮ドラマ 『仮面ライダー電王』が登場したりと、鉄道人気は広がりを見せています。そこで「聞いてもわからない鉄道関連用語ランキング」を調査したところ、知らない言葉がランク・イン。鉄道の世界の奥深さが垣間見えるものになりました。
 1位は《ウヤ》。これは、「運行やすみ」を略した言葉で、鉄道の現場では連絡用の電報として使われています。《ウヤ》の原因としては豪雨や強風、車両故障などさまざまです。2位の《団臨》は団体列車の略。定期運行の列車とは違い、ふだん見られない車両が使われるため、鉄道ファンにとってカメラの良い被写体となっているようです。今年、JR東日本からデビューしたVIP団体客専用の車両 「655系」も《団臨》ですが、この車両は中間に 御料車を組み込み、 「お召し列車」としても使われる予定です。
 4位の《第○閉塞進行》の「閉塞(閉そく)」は、 閉塞信号機が「進行」を示していると言う意味です。鉄道は安全を確保するため、線路を一定の距離で区切りますが、その区切りのひとつが閉塞です。1つの閉塞には1つの列車しか入れず、信号機は閉塞の入り口に置くことで前方の列車の有無を知らせる役目を持っています。ちなみに、現在でも閉塞のために 通票(タブレット・スタフとも)が用いられている路線もあります。
 このほか、鉄道の安全設備に関する言葉として《ATO》や《ATC》、《ATS》などの似たような言葉もランク・インしていますが、いずれも異なる意味を持っています。今回のランキングに入っている言葉をもし5つ以上知っていたら、あなたも鉄道ファンの素質は十分。 鉄ちゃん、《鉄子》を目指して頑張ってみるのもいいかもしれません。