数々の名作を残してきたスタジオジブリ。TV放映のたびに何度も繰り返し観る人も多いジブリ作品はアニメ映画の王道的存在。今回はそれだけ浸透したジブリ作品の中で、実は観たことがないという作品について聞いてみました。


 日本最古の物語『竹取物語』を題材にしたスタジオジブリ最新作『かぐや姫の物語』は、高畑勲監督にとって14年ぶりの監督作品ですが、その14年前の作品《ホーホケキョ となりの山田くん》が大差で1位に選ばれました。いしいひさいち原作の4コマ漫画のテンポ、リズムを活かし、平々凡々な生活を送る「山田さん一家」をユーモラスに描いた長篇アニメ作品ですが、ジブリ作品っぽい部分は極力控え、原作に近いキャラ設定で描いているという制作手法が特色の作品。ファンタジー性やメッセージ性を重んじるジブリファンにとっては、「観たい」優先順位が低い作品に映るのかもしれませんね。

 宮崎駿監督が5年ぶり手がけた長編作品《風立ちぬ》が2位にランク・イン。この作品は堀辰雄の同名小説に由来し、後に神話と化すゼロ戦の設計者・堀越二郎が主人公ですが、実在の人物がモデルとなるのはスタジオジブリの長編作品では初めてのことだとか。主人公の半生を描いた壮大な物語というのも異例で、実は二郎の姿は宮崎駿監督そのものでは? と評されるほどですね。『新世紀エヴァンゲリオン』の監督・庵野秀明が主人公・二郎の声を担当し、ユーミンが主題歌を提供するなど、話題性も豊富ですが、完成後に監督自身からの引退表明もあったことを考えると、作品のキャッチコピー「生きねば。」に込められたメッセージにさらなる重みが出てきます。この夏劇場公開されたばかりでまだDVD化もされていないことは、順位に顕著に影響を与えたようです。

調査方法:NTTドコモ「みんなの声」にて投票を実施
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投票期間:2013/10/29〜11/12
※この結果は科学的な統計にもとづくものではありません