公開前はジブリでは珍しい大人向け映画とあって「それほど観客動員は伸びないのでは?」との声もあった宮崎駿監督の『風立ちぬ』ですが、公開以来16日間の累計動員数350万人、累計興行収入43億円を突破する大ヒット作となっています。そこで今回は「ジブリ作品で大人向けと思うものは?」という質問をしてみたところ、1位には《紅の豚》が入りました。


 《紅の豚》は、gooの「自分が主人公になりたいジブリ映画ランキング(男性)」でも2位に選ばれています。同作の舞台は第一次大戦後、世界恐慌による不況にあえぐイタリア・アドリア海。魔法で豚の姿になった賞金稼ぎの飛行機乗りのポルコ・ロッソが、誇りと金と女のためにアメリカからやってきたライバルと戦うという内容で、最終的に304万人を動員しつつ、公開年の配給収入1位を記録しています。この作品の魅力はキャッチコピーの「カッコイイとは、こういうことさ。」を体現している、主人公の粋なダンディズムとヒロインの強さ。作中には男だったら言ってみたい渋い台詞が満載で、マイナビの「20代読者が最も好きなジブリのセリフランキング」でも、同作の「飛ばねぇ豚はただの豚だ」が入っています。草食系イケメン全盛の現代ですが、《紅の豚》を観れば本物のカッコよさや男らしさとは何なのかが分かるかもしれません。

 2位には《火垂るの墓》がランク・イン。同作は昭和20年代の神戸を舞台とし、母を亡くし、叔母からも邪険にされた14歳の清太と4歳の節子兄妹が、誰もいない防空壕で自活し始めるというストーリー。二人の過酷な生活は観る人の心を揺さぶり、マイナビの「号泣してしまうアニメランキング」でも2位に入っています。選者からは「食べるものがなくなりドロップの缶に石を入れるところ」が印象に残っているというコメントが。戦争の悲惨さを後世に伝える名作として、今後も繰り返し観たい作品だと言えるでしょう。

調査方法:NTTドコモ「みんなの声」にて投票を実施
投票数:14886票
投票期間:2013/7/27〜8/3
※この結果は科学的な統計にもとづくものではありません