恋愛漫画で古くから人気が高い設定の一つに「年の差」があります。年の差恋愛を題材にした作品はこれまでに数多く発表されていますが、男性と女性のどちらが年上なのか、何歳なのか、年の差はどの程度なのか、お互いどういう立場にいるのかは作品によって実にさまざまです。


 そんな年の差恋愛漫画の中でも、特に読者の支持を集めているのが、2004年から2009年にかけて女性向け漫画誌『Kiss』に連載されていた《ホタルノヒカリ》(ひうらさとる)です。本作は、恋愛するよりも家でゴロゴロとしている方が好きで「干物女」と呼ばれている雨宮蛍27歳が、ふとしたきっかけで同居することになった41歳の上司との絆を深めていく年の差恋愛もの。綾瀬はるか主演で二度にわたってテレビドラマ化され、大ヒットとなったのを覚えている人も多いのではないでしょうか。
 続いての人気は、2000年から2005年にかけて同じく『Kiss』で連載されていた《きみはペット》(小川彌生)。こちらは27歳の女性と20歳の青年が登場する年の差恋愛漫画です。容姿端麗・頭脳明晰で周囲から見れば非の打ち所がない——でも恋愛には奥手な女性が、不思議な魅力を持つ青年をペットとして同居させるという、何ともユニークな設定が特徴的でしたよね。こちらも人気女優の小雪と、嵐の松本潤という組み合わせでテレビドラマ化されたほか、韓国では実写映画も製作されました。

 このほかランキング上位には、少女漫画不朽の名作と言われる《ガラスの仮面》(美内すずえ)や、30歳の男性と、早くして父を亡くし、彼と暮らすことになった6歳の少女が長い年月を経て結ばれる《うさぎドロップ》(宇仁田ゆみ)など人気作・話題作が並びました。極端に年齢が離れた恋愛を実生活で経験することはあまりないと思いますが、数多ある恋愛漫画の中でも年の差ものが非常に人気が高いのは、現実の世界を舞台にしながらも非現実的なファンタジーの世界へ誘ってくれるという、人がエンターテイメントに求める条件を満たしていることが大きな理由なのかもしれませんね。

調査方法:NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(株)提供の「gooリサーチ」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2013/2/6〜2013/2/7
有効回答者数:1,122名