日々の生活に彩を与えてくれるもののひとつに「音楽」がありますが、ことクラシック曲となると興味はあってもどうにも敷居が高くて…という人が少なくないのでは? 今回はクラシック曲を楽しむ時には欠かせない名曲について、大人のピアノ教室を運営している三上香子先生にランキング形式で教えてもらいました。


■1位 バッハ:マタイ受難曲 (合唱曲)

  イエス・キリストの磔刑(たっけい)を語る、約3時間半の大曲。登場人物はイエスやその弟子たちのソロ、群衆を表すコーラスに加え、状況を説明するエヴァンゲリスト(福音史家)が重要な役割を果たしています。バッハはこの曲の中で何曲もコラール(プロテスタント・ルター派の讃美歌)を使いながら、イエスの受難を元に、「人間とはなにか?」という命題を問いかけています。

■2位 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 (オーケストラ)

 はじめて交響曲(学術的にいえば管弦楽のためのソナタ)の中で自然や生き物の描写を音で表現した音楽かもしれません。古典派からロマン派へのきっかけになった作品です。

■3位 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 (オーケストラ)

 ブラームス最後の交響曲ですが、ロマン派から脱出した新たな試みはなく、逆に過去に使われた古い様式に彼独自の哀愁漂うメロディが調和されています。特に終楽章のパッサカリアは8小節の主題を数十回も展開させていくという徹底ぶり!

 ランキングに並んだ曲はどれも長い間演奏され続け、多くの人を魅了してきた名曲ばかりなので、クラシックに詳しくないあなたでも一度は聴いたことがあるかも。先生のコメントを参考にあらためてじっくり聴いてみると、曲の持つ深みを新鮮な気持ちで味わえるかもしれませんよ?

このランキングを作成した人:大人のピアノ教室「みかんぴあの」 三上香子先生
※曲のコメントに関する解説はすべて三上香子先生によるものです