もしも自分がゲームの世界に入ることができたら——ゲームで遊んだことがある人なら誰もが一度は考えることではないでしょうか。でも、“村人A”じゃつまらない。どうせなら、いろいろな場面で活躍できるキャラクターになってみたいものです。「もしもゲームの世界に行ったらなりたい職業ランキング」の第1位はダントツで《魔法使い》でした。続いて《忍者》や《侍》など、日本の雰囲気が漂う職業が上位にランク・インしています。
 《魔法使い》は、 『ドラゴンクエスト』シリーズや 『ファイナルファンタジー』シリーズなどの ファンタジーRPGでおなじみの職業です。変わったところでは、女の子向けのカードゲーム 『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』で主人公のラブとベリーの2人が “オシャレ魔女”として登場します。炎や氷の力でモンスターを攻撃したり、“オシャレ魔法”でかわいくおめかしをしたりといった、現実ではありえない不思議な力を操れることが人気の秘密でしょうか。
 第2位には《忍者》がランク・イン。日本の戦国時代や江戸時代に活躍したと言われる忍者ですが、ゲームの世界にもよく登場しています。ただし、実際の忍者とはかけ離れた超人的な能力を与えられていることが多く、 コンピューターRPGの草分け的存在として知られる 『Wizardry』では一撃で敵を倒す特殊能力 “クリティカルヒット”を身に付けていました。 『NINJA GAIDEN』シリーズや 『天誅』シリーズなど、忍者ならではのアクションや 忍術を楽しめるタイトルも数多く発売されており、その人気のほどがうかがえます。続いて、第3位は《侍》。《忍者》と同じく、ファンタジーRPGの職業としてはもちろん、 『サムライスピリッツ』や 『月華の剣士』などの格闘ゲーム、 『鬼武者』や 『戦国無双』シリーズなどのアクションゲームにも数多く登場しています。映画や小説などでは “剣術使い”としての戦闘能力の高さのほかに、そのストイックな生き様が描かれることが多く、海外でも人気となっています。
 以下、第4位《探検家》や第6位《錬金術師》、第7位《スナイパー》など、現実の世界では就くことの難しい職業が人気を集めました。《錬金術師》は、中世ヨーロッパに存在した職業で、化学的な手段で非金属から“金”を作り出す研究を行っていました。 パラケルススニコラ・フラメルといった人物が錬金術師として有名です。ゲームの世界では、アイテムの調合を楽しむ 『マリーのアトリエ』の主人公が錬金術師として描かれています。《スナイパー》は FPSなどで活躍する職業で、遠くから敵を倒す狙撃のエキスパートとして登場します。これらの職業の人気が高いのは、 『鋼の錬金術師』や 『ゴルゴ13』といったアニメ・コミックの影響も大きいかもしれません。
 現代社会を舞台としたゲームも多く発売されていますが、実際に自分の生業として選ぶことのできる職業はあまり人気がないようです。ゲームの時くらいは、現実を忘れて思いっきり楽しみたいという気持ちの現れなのかもしれませんね。