お金を入れるだけで飲み物やお菓子などを手軽に購入できる 自動販売機。日本は世界で最も多く自動販売機を設置している国とされており、 日本自動販売機工業会(JVMA)が発表した2006年末時点での普及台数は427万台にも達しています。その種類も多岐に渡っており、定番の飲み物やお菓子類、新聞、トイレットペーパーなど幅広い商品が取り扱われています。
 「身近にあったら一度は使ってみたい自動販売機ランキング」の上位は、《切手》をはじめとする「いざという時に手元にないと困る」アイテムが占めました。2位以下を大きく引き離した1位の《切手》の自動販売機は、1970年代後半から一部の郵便局に設置され、実際に多くの人々に利用されていましたが、コンビニエンスストアなど購入場所の多様化によって利用者が減り、2007年10月1日の 郵政民営化と共にその役割を終えています。ちなみに、日本に現存する最古の自動販売機は、この《切手》を販売する機械なのだとか。
 2位の《薬》も「いざ」という時に自動販売機で購入できると便利なものの1つ。日本では 薬事法の一部改正によって、スーパーやコンビニエンスストアなどでも一般用医薬品の購入が可能になりましたが、副作用などのリスクを伴うという理由から薬剤師やそれに準ずる資格者が販売を行うという方針に変更はなく、実現への道のりは遠いというのが現実です。
 3位の《傘》の自動販売機は、2005年に 東日本キヨスク(現: JR東日本リテールネット)がJR東日本の一部の駅に導入。値段も売店で買うものと変わりなく、にわか雨の日には大人気なのだとか。いきなり雨に降られてしまった時でも、傘の自動販売機があれば安心——こちらも多くの駅に設置してほしい自動販売機です。
 第4位から第10位までは食べ物が並びました。飲み物はアルコール飲料も含めて多くの種類が販売されていますが、食べ物はお菓子類や即席麺類など種類が限られており、まだまだ未開拓の分野と言えるでしょう。ちょっと小腹がすいたときに《讃岐うどん》、これから一杯飲もうか、という時には《おつまみ》と、身近にいろいろな自動販売機があれば楽しいですよね。