「Web2.0」に「クラウドソーシング」、雑誌やテレビ、社内の会議で飛び交っている ビジネス用語。何気なく使っているけれど、実は意味を知らなかった、なんて経験はないでしょうか。いまさら「それはどういう意味なんですか?」なんて質問するのはちょっと恥ずかしい。「実は意味を知らなかったビジネス用語ランキング」を調査したところ、1位となったのは、ネット時代を反映した用語《クラウドソーシング》でした。あなたはいくつ正確な意味を理解していましたか?
 IT系企業などを中心に注目されている用語《クラウドソーシング》。クラウド(Crowd)とは群集の意味で、開発作業などインターネットを介して不特定多数の人々に アウトソーシングすることを指す言葉です。自社で作業を行ったり大手の企業に一括発注したりするのではなく、一般の人々に直接作業を依頼することで、コストの削減が可能になり、開発を請け負った人々も成果に応じた利益を得ることができる新たな開発手法です。
 3位の《バズマーケティング》は、有名人や アーリーアダプターなどと呼ばれる影響力の高い人物が発信した情報を、不特定多数の人々が口コミによって広めるように仕掛けるマーケティングの手法で、いわゆる 口コミマーケティングの一種です。販売ターゲットとなるグループや、そのグループに影響力を持つ人物などを明確にして行うのが特徴で、ブログや SNS、大手掲示板など、ターゲット層の絞り込みや情報発信者の選定が容易なインターネットコミュニティの発展によって、その有用性が注目を集めるようになりました。同様の用語として バイラルマーケティングがありますが、こちらは「バイラル(Viral)=ウイルス性の」という言葉が指すように、情報を受け取った人がその情報を紹介・推奨することで“ウイルスが感染するかのように”広まるように仕掛ける手法です。
 4位の《ロングテール》は、あまり売れることのない ニッチな商品群を指す言葉で、商品を売れ筋順に並べた折れ線グラフを作成した時に、大部分を占める下位の商品群を表すグラフが動物のしっぽ(=テール)のように長く伸びていることから生まれました。従来の店頭販売では、こうした商品は売り場スペースの問題から整理・撤去の対象となっていましたが、スペース的な問題を気にする必要のないインターネット販売では、この《ロングテール》に属する商品を数多く用意することで、結果的に全体の売上げが押し上げられると言われています。
 このほかにも、5位の《CPC》や12位の《Web2.0》など、インターネットに関連するビジネス用語が多数上位入りした今回のランキング。ビジネスの世界においても、インターネットの存在が大きなものになっていることを感じずにはいられませんね。