米国で端を発し、日本国内でも確実に広がりつつある電子書籍市場。書店に行かずに本を購入できたり、ひとつのメディアにたくさんの書籍データを入れられるので持ち運びもしやすかったりと便利な面がある一方で、普及してきたからこそ見えてきた「改善点」もあります。そこで今回は、みんなが電子書籍を読みながら不満に思っていることを聞いてみました。


 1位は《文字が小さすぎて読みづらい》。特にタブレットよりも画面が小さくなりがちなスマートフォンで読む電子書籍だと、文字が小さくて読みづらいと感じる人が多いのかも。実際にはほとんどの電子書籍リーダーやアプリでは文字サイズを変更できるので、文字が小さいと感じたなら大きくすればよいはず。それでも「文字が小さい」と感じてしまう人が多いのは、《文字サイズをちょうどよい大きさに設定できない》など、文字の大きさを変える行為自体が慣れない人にとっては手間のかかる作業だからかもしれません。2位には《読みたい本が電子化されていない》がランク・イン。紙の書籍に比べたらまだまだ品揃え感がイマイチだった面は否めない電子書籍ですが、その状況は刻々と変化しているよう。Amazon、Apple、Googleという海外勢のほか、国内最大級の品ぞろえでdocomoスマートフォンの対応機種などでも読める「honto(ホント)」や、ライトノベルが充実し、電子書籍アワード2012スマートフォン部門の最優秀賞も受賞した「BOOK☆WALKER」など、国内勢の動きも活発です。電子書籍の品揃えは確実に充実してきていますが、それでもまだ「読みたい本が電子書籍になっていない!」と感じている人の中には、書籍を自分で電子化する「自炊」と呼ばれる方法をとっている人もいます。

 まだまだ読む側にとって「ここを直して!」というリクエストの多い電子書籍ですが、改善点があがるというのは期待度も大きいということ。ハード面、ソフト面ともにどんどん進歩していることは間違いないので、もっと多くの人にとって電子書籍が身近になる時代はすぐそこに来ているのかもしれませんね。

調査方法:NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(株)提供の「gooリサーチ」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2013/1/9〜1/10
有効回答者数:1,072名