2012年も数多くのアニメ・特撮映画が公開されました。テレビの人気番組の劇場版から完全オリジナルまでさまざまな作品がスクリーンをにぎわせ、私たちを楽しませてくれましたが、その中で多くの人が「これはぜひ他の人にも見てもらいたい!」と感じたのは、一体どんな作品だったのでしょうか?


 最も多くの人が「この作品を見てほしい」と選んだのは、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』などを手がけた細田守監督の劇場アニメ《おおかみこどもの雨と雪》。現代に生きる「おおかみおとこ」と結ばれた女性・花と、二人の間に生まれた「おおかみこども」——雨と雪の成長と自立を描いた作品です。社会との交わりを深め、オオカミではなく人としての生き方を選ぶようになる姉の雪と、社会との交わりを断ち、オオカミとしての生き方を選ぶようになる弟の雨。そして、成長していく子どもたちの姿にとまどいながらも、大きな愛で彼らの生き方を受け入れようとする母の花。この3人の生き様を見て、深い感動を覚えたという人は多いのではないでしょうか。
 続いて人気が高かったのは、1995年に放送されて大きな話題を呼んだテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版最新作《ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q》でした。大災害「セカンドインパクト」後の地球を舞台に、人型兵器「エヴァンゲリオン」に乗り込み、謎の敵「使徒(シト)」と戦う若者たちの姿を描いた『新世紀エヴァンゲリオン』は、放送終了後に完結編にあたる3作の劇場版(旧世紀版)が作られていますが、こちらは新たな設定とストーリーを基に4部構成で再構築された、いわゆる「新劇場版」の3作目です。前2作を見たファンですら予想もしなかった衝撃的な展開が大きな話題を集め、公開からわずか9日間で観客動員200万人、興行収入28億円を突破するという大ヒットを記録しています。
 今回のランキングでは、3位以降も《名探偵コナン 11人目のストライカー》や《映画 ワンピース フィルム Z》、《映画ドラえもん のび太と奇跡の島 アニマルアドベンチャー》など、幅広く知られているテレビアニメの劇場版が手堅い人気を獲得しましたが、1位に選ばれた《おおかみこどもの雨と雪》のような、新鮮な気持ちで楽しめる完全オリジナルの優れた作品が2013年にも登場するのか、今から非常に楽しみですね。

調査方法:NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(株)提供の「gooリサーチ」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2012/11/5〜2012/11/7
有効回答者数:1,064名