インターネットが多くの人にとって当たり前のものになってからかなりの時間が経ちましたが、コミュニケーションの手段として認知されるようになったのは、コメント欄があるブログや、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が普及した、比較的最近になってからと言っても過言ではないでしょう。それだけに、ネット上ではまだまだマナーに反するような行動を取る人を見かける事も少なくありません。

 その筆頭とも言えるのが、《名指しで他人の悪口を書く》です。4位にランク・インした《個人や企業のサイト、ブログに興味本位で悪口を書き込む》も同様ですが、ネットが持つ匿名性の高さや、生身の人間と向き合わないことに起因する気軽さは、日頃周囲の人に悪意をあらわにすることがないような人でもついモラルハザードを起こしてしまう危うさを含んでいますよね。
 気軽さゆえの危険性という点では、《許可なく他人の写真をアップする》や、《見ている人が不快になりそうな画像を説明もなく貼る》などの行動も気になるところ。実際に相手を前にして同じ事ができるかどうかを考えれば、こうした行動に問題がある事はすぐに理解できるはずですが、相手の顔が見えないために自分の書き込んだものを誰かが見ている事を忘れがちになるのは、何とも怖いところです。
 ネットのモラルで最近特に問題となっているのは、《ソースを確認しないで情報拡散》でしょうか。人気のSNSであるTwitterのような拡散性が高いサービスの場合、誰かが投稿した内容が、ソース(=確かな情報元による事実に基づいた情報)の確認もされないまま瞬時に広がり、大きな問題を引き起こしています。簡単にソースが確認できない時に「面倒だし、まあいいか」と考えてしまう気持ちも分からなくはありませんが、それによって誰かに迷惑をかける可能性があるのなら、いっそ拡散をしないというのが賢明な判断というものではないでしょうか。