近年はサッカーやバスケットボールなど多様化が進んでいますが、スポーツ漫画の王道といえば、やはり 野球漫画。プロ野球やメジャーリーグで活躍する選手の多くも、少年時代には野球漫画に登場したキャラクターに多大な影響を受けたことを公にしています。「好感の持てる野球漫画のキャラクターランキング」を調査したところ、『タッチ』『ドカベン』勢が上位を占めました。
 ランキング1位は、高校野球と幼なじみの恋という2つのテーマを軸にした 『タッチ』の主人公《上杉達也》。優れた才能を持ちながら、周囲への思いやりゆえに道化役を演じ続ける彼のキャラクターに、共感を得た人は多いようです。その双子の弟《上杉和也》は3位にランクイン。兄に思いを寄せる幼なじみ・ 浅倉南を甲子園に連れて行くため、ひたすら野球に打ち込みますが、作中では夢を果たすことなく交通事故で死亡。その後のストーリーに大きな影響を与えました。
 上杉兄弟の間に割って入ったのは、2位の《山田太郎》。彼の愛称がタイトルとなった野球漫画 『ドカベン』は、当初中学を舞台にした柔道漫画としてスタートしましたが、高校進学を機に野球漫画へと変更されたという異色の作品。登場するキャラクターの個性が強いことでも知られており、クラシック音楽のリズムを打法に取り入れた《殿馬一人》や、“小さな巨人”《里中智》、悪球にめっぽう強い《岩鬼正美》など、上位に入った数多くのキャラクターが本作の登場人物です。
 近年の作品では、 『MAJOR』の《茂野吾郎(本田吾郎)》と《佐藤寿也》がそれぞれ14位と20位に、 『おおきく振りかぶって』の《三橋廉》が22位にランクインしましたが、往年の名作のキャラクターを超えるには、もう少し時間が必要かもしれません。