競馬ファン待望の秋の GIシーズンがいよいよやって来ました。19世紀後半に横浜の外国人居留地で始まったと言われる日本の競馬——長い歴史の中で、数々の名馬が我々の予想をはるかに上回る劇的なドラマを見せてくれました。その歴史ゆえに、自分にとっての“最強馬”というのも、人ぞれぞれ異なるのではないでしょうか?
 今回のテーマ「一番強いと思う往年の競走馬ランキング」でダントツのナンバーワンに選ばれたのは《ディープインパクト》。2002年3月25日に名種牡馬 サンデーサイレンスウインドインハーヘアの子として誕生。生涯成績は14戦12勝(GIレース7勝)で獲得賞金が14億円以上という驚異的な成績を残し、2006年暮れに惜しまれつつ引退しました。かの 武豊騎手をして「走っているより飛んでいるみたい」と言わしめた圧倒的なスピードは、文字通りの深い深い“インパクト”を多くの競馬ファンに残しました。
 2位の《オグリキャップ》は、1980年代後半から1990年代前半にかけての競馬ブームを代表する人気馬で、ライバルの タマモクロスらと共に “芦毛ブーム”を巻き起こしました。引退レースとなった1990年の 有馬記念では奇跡的な勝利をあげ、オグリコールの大声援が鳴り響いたことを今でも覚えているファンは多いはずです。
 オールドファンには懐かしい《ハイセイコー》は、1970年代に活躍した超人気サラブレッド。競走馬として史上初めて少年漫画誌の表紙を飾るなど、レース中継以外にも数多くのメディアに登場し、騎手の 増沢末夫が歌った 『さらばハイセイコー』のレコードは当時のベストセラーにもなりました。
 皐月賞東京優駿菊花賞のGIレースすべてに優勝した牡馬のことを “三冠馬”と呼びますが、過去にこの大記録を達成したのはこれまでわずか6頭。今回のランキングでも《ディープインパクト》をはじめ、《ナリタブライアン》《シンボリルドルフ》《シンザン》《ミスターシービー》と歴代三冠達成馬がズラリと出そろいました。やはりこの記録を達成してこその最強馬と考える競馬ファンが多いのでしょうか。