自分のビジネススキルを見直したり、新しい知識を身につけたり、モチベーションをあげたりする時に役立つ数々のビジネス書。本のタイトルも、自分に必要なビジネス書を選ぶときの重要なポイントになりますが、どんなキーワードがビジネスパーソンをひきつけるのでしょうか?


 1位に入ったのは《成功する》というキーワード。一世を風靡した経済評論家・勝間和代の出版物にも『高学歴でも失敗する人 学歴なしでも成功する人』『天才!〜成功する人々の法則』など《成功する》というキーワードがタイトルに入った書籍があり、このキーワードが人気ビジネス書には欠かせないものであることが伺えます。ビジネスにおける「成功」が意味するものは人によって様々ですが、とにかく成功したい…! と考える人は多いのでしょうか。2位には「べからず集」の意味合いをもつ《やってはいけない○○》というキーワードがランク・イン。できるビジネスパーソンになるために会社でやってはいけないことや、上司としてやってはいけないこと、営業としてやってはいけないこと——など、様々なテーマでの《やってはいけない○○》本が存在します。NGな言動を書いた《やってはいけない○○》は、仕事上でのミスを減らしたり、ビジネスに役立つ習慣を身につけたりしたい時に学ぶことは多そうですが、あくまでもNG集。仕事人として付加価値をつけるための行動は、これらの本に頼らずに自ら見つける必要があるのかも…!?
 様々な種類のビジネス書が出版されていますが、最近はビジネス書の中でも、生き方や働き方を説いた自己啓発系のビジネス書が増えているそう。自己啓発本に詳しい牧野智和氏によると、1990年代終わりから自己啓発本が増え始め、リーマン・ショック以降の2000年代後半には自己啓発本の「ガイド本」が次々と出版されたのだとか。さらに270万部を超える大ベストセラーとなった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のような“ビジネスライトノベル”と呼ばれる分野でも出版が相次いでいるのだそう。増え続けるビジネス書を前に、タイトルを見ても「これ!」という一冊が見つけられない人は、「土井英司の『超』ビジネス書講義」といったビジネス書のガイド本から入ってみるのも良いかもしれませんね。