一つの居住空間を他人と分け合う「ルームシェア」。それまで赤の他人だった人と暮らすことになるため「色々と問題があるのでは?」と心配する人も多いようですが、若い世代では思いのほか気軽に利用されているようです。


 このルームシェアをする人の中には、気ままな一人暮らしをやめて、あえて他人と暮らすことを選んだという人が少なくありませんが、その理由として最も多かったのは、《水道光熱費など家賃にまつわる支出が軽減される》でした。冷蔵庫や電子レンジ、パソコンにゲームなど、一人暮らしをしていれば何かと月々のお金はかかるもの。ほとんど水道や電気を使わない場合でもそれなりの負担を強いられるという問題はありますが、一人で支払うよりも安くすむのはうれしいところです。また、《家賃が減る分より都会に近く、便利な場所に住める》というのも見逃せないポイントです。都市部にある学校や職場の近くに住めれば、友人や同僚との夜遊びにも安心して付き合えますし、電車や車の長時間移動で退屈な時間を過ごす必要もありません。
 続いて多かったのは、《複数の人がいるので、防犯面が一人暮らしより安心》でした。警察庁の資料によると、2012年の1月から7月にかけて発生した空き巣は2万3,823件(※数値は暫定値)。昨年比で2,441件減少しているとはいえ決して少ない数字ではありませんし、検挙率が55.3パーセントにとどまっていることを考えると、「自分が不在の時に誰か部屋にいてくれたら……」と思ってしまうのは自然なこと。特に女性にとっては支出の軽減よりも重要なポイントかもしれませんね。