日本において箸を使うときの禁じ手のことを 「嫌い箸」といい、これに該当するとマナー違反とされます。とはいえ、正しい箸の使い方をすべて知っているという方は少ないのではないでしょうか。数ある「嫌い箸」の中でついやってしまうことが最も多いのは《渡し箸》。他にも《探り箸》《突き箸・刺し箸》など、何気ない箸の使い方も「嫌い箸」とされています。知らない間にマナー違反していませんか。
 《渡し箸》とは“食事中に手を休めるときや食後などに、箸を器の上で横にかける所作”のこと。《渡し箸》をすると箸の先端の汚れが目につきますし、ふとしたきっかけでその汚れが近くにいる人の洋服や肌などについてしまう可能性もあります。箸置きが用意されていたら箸置きに、用意されていない場合には箸袋で箸置きを作ったり、小皿やお膳の縁に乗せたりすることで対処しましょう。《探り箸》は“汁物などの器の中に具が残っていないか探るため、箸を器の中でかき回す所作”を指します。“残すほうが失礼だ”と考えて《探り箸》をする方もいらっしゃるかもしれませんが、マナー違反です。6位の《重ね箸》は「ばっかり食べ」と言ったほうが分かりやすいのでは。その言葉通り“1つの料理ばかり食べ続ける所作”のことです。ご飯とおかずを一緒に食べることで酸っぱいものや辛いものなどが中和されますが、《重ね箸》を続けるとうまく中和できず、味覚に異変をきたしたり胃などに悪い影響を与えたりすることもあるそう。しかも、1つの料理だけで満足し他の料理を残してしまっては栄養バランスが偏ってしまいますので、出されたものはまんべんなく食べる 「三角食べ」を心がけるとよいですね。
 重要な接待やお見合いの席など、いざというときに恥をかかないように合わせてチェックしたいのが 「他人の箸のマナーで気になってしまうものランキング」。この機会に「箸マスター」になってしまいましょう!