ドラマや映画で、主役を盛り立てる脇役俳優。彼らのしっかりとした演技力、不思議と記憶に残ってしまう個性があってこそ、作品が魅力なものになります。「名脇役だと思う男性俳優ランキング」で1位に輝いたのは《竹中直人》。劇団青年座で俳優としてのキャリアをスタートさせた彼ですが、当初はアダルト映画の端役などが中心で、その名を知られるようになったのはコメディアンとしてでした。映画 『Shall we ダンス』や 『ウォーターボーイズ』での怪演が印象に新しい《竹中直人》ですが、NHKの大河ドラマ 『秀吉』や映画 『RAMPO』では堂々の主役を務めており、自らもメガホンを取って5本の映画を監督しています。
 映画 『舞妓Haaaan!!!』で初めての主演を努めた2位の《阿部サダヲ》は、 松尾スズキ主宰の 劇団大人計画に所属し、舞台を中心に活躍する名脇役。『舞妓Haaaan!!!』で共演した 堤真一に「暗い人」、 柴咲コウに「しゃべらなくていいので楽だった」と言われるほどシャイなキャラクターで知られていますが、脚本家の宮藤官九郎らが所属するロックバンド “グループ魂”ではボーカル“破壊”として活躍するなど、意外な一面も持ち合わせています。
 “癒し系”キャラクターとして女性にも高い人気を誇る、3位の《小日向文世》は、劇団 “オンシアター自由劇場”で女優・ 吉田日出子の相手役を務め続けた名バイプレイヤー。木村拓哉主演のドラマ 『HERO』でコミカルな事務官役を演じてブレイクしました。《阿部サダヲ》同様、2004年には映画 『銀のエンゼル』で初めての主役を務めています。
 主演俳優よりも少ない登場時間でありながら、わずかなセリフやちょっとした表情の変化で作品をピリリと引き締まったものにしてくれる名脇役たち。これからは彼らの演技にもぜひ注目してみてくださいね。