総務省が平成15年に実施した 住宅・土地統計調査によると、家計主が雇用者である普通世帯の通勤時間の平均は34.2分で、30分以上60分未満の人が全体の約30%もいるのだとか。バスや電車に揺られているこの時間を、みなさんはどのように過ごしているのでしょうか?
 「公共機関を利用する通勤の時の暇つぶしランキング」でトップとなったのは《本を読む》でした。最近のブームとなった新書も通勤時に気軽に読めるように工夫がされているとか。米国の調査機関 GfK NOPが2005年に行った調査によると、日本人の1週間の平均読書時間は4.1時間。この数字は全世界では29位にあたり、発表当時は日本人の活字離れを象徴する調査結果として話題を集めました。混雑した電車内ではなく、もう少しのんびり読書をしたいと思っている人も多いかも知れませんね。2位は《寝る》こと。 NHK放送文化研究所国民生活調査によると、1960年には8.13時間だった日本人の平均睡眠時間は、2005年には7.22時間にまで減少しています。睡眠時間を削って仕事に充てた分を、通勤時間で穴埋めしているのでしょうか。逆に、乗り物だと「良く眠れる」という人もいるようで、睡眠をとっている間に会社に到着しているとポジティブにとらえることもできそうです。
 5位は《デジタルオーディオプレーヤー(MP3/iPodなど)で音楽を聴く》。1979年の ウォークマン登場以降、車内で音楽を聞く人の姿は当たり前のものとしてとらえられるようになっていますが、 iPodの爆発的なヒットによって、これまで以上によく目にするようになりました。最近では、 Podcastを利用して英語を学んだり、動画ニュースを見たり、という人も少なくないようです。
 多機能化の一途をたどる携帯電話も、暇つぶしのツールとしては外せません。最も一般的な利用方法は、4位の《携帯でメールを打つ》ですが、このほかにも《携帯で情報サイトを見る》、《携帯でゲームをする》、《携帯でブログ・SNSの更新をする》、《携帯でテレビを見る》など、さまざまな暇つぶしが1台でまかなえるようになっています。「携帯電話が無くなったら通勤時間に何をしていいか分からない!」なんて人も、いずれは出てくるかもしれませんね。