「人間は年をとると、すべてのことに思慮分別ができてくるものである」というのは、ことわざ「年が薬」の意味ですが、実際にはそうもいかないのが難しいところ。今回みなさんに「自分より上の世代に怒りを感じること」について聞いてみたところ、1位が《過去の栄光ばかり語りたがる》、2位が《仕事の内容以上に給料をもらい過ぎ》、3位が《部下を教育するのが下手》という結果になりました。

1位になった《過去の栄光ばかり語りたがる》というのは、まさに日本のことわざ「年寄りの昔話」のとおり。「あの頃はよかった!」「あの頃俺はこうやって成功した!」と、語りたい気持ちは分かりますが、昔と今では状況が違うため実感が湧かないうえに参考にもならないと思われることが多いこの行為。話の内容にかかわらず「若者にとっては、うんざりするものである」ということだけは今も昔も変わらないようです。2位の《仕事の内容以上に給料をもらい過ぎ》という意見のベースには「上の世代にひきかえ自分は、辛くて安い仕事をしている」という不公平感があるのではないでしょうか。実際に民間給与実態統計調査によると、平成22年度の民間平均給与額は412万円となっており、10年前に比べて49万円も下がっています。続いて3位に挙げられたのが《部下を教育するのが下手》。上司とはいえ、ひとりの人間。部下ができたからといって、いきなり上手に教育できるわけではありません。しかし、とばっちりを受ける部下としては、たまったものではありませんよね。上司に「部下を教育するための教育」をほどこしてほしい…と願っている新人たちも多いのではないでしょうか。
 近年、世界不況や就職氷河期が続いています。若者が上の世代に対して不満や不公平感を持ってしまうのは仕方がないのかもしれません。しかし、自分のためにコツコツつみあげる努力というのは時代を問わず何らかのかたちで報われるもの。それに、いつかは自分が「上の世代」になるのです。そのときに、下の世代から手本とされるような素敵な大人でいられるよう、くじけず頑張りたいものですね。

調査方法:NTTドコモ「みんなの声」にて投票を実施
投票数: 10699票
投票期間:2011/12/8〜12/21
※この結果は科学的な統計にもとづくものではありません