漫画といえば単に「娯楽の一ジャンル」というイメージを持っている人も多いと思いますが、世の中のありとあらゆるテーマが取り上げられている幅の広さも漫画の特徴の一つ。読んでただ楽しいだけではない、大人が読んでもためになる実用性を兼ね備えた作品も少なくはありません。

 そんなお役立ち漫画の代表として挙げられているのが、食をテーマにした《美味しんぼ》です。1983年から実に30年近く続いているロングセラー作品で、漫画にはあまり興味が無いという人も一度はこの作品のタイトルを耳にした事があるはずです。単に料理自体の魅力に触れるだけでなく、文化な側面についても取り上げる事が多いため、国内外の食文化についてのさまざまな知識を得られるのが人気の理由となっているようですね。
 続いての人気は、金融の世界をテーマにした漫画の先駆けとして知られる《ナニワ金融道》。金融や法律の知識が学べるだけでなく、我々が普段気にとめることのない社会の仕組みの矛盾についても気づかされる名作中の名作です。作者である青木雄二(故人)が監修した《カバチタレ!》(現在は続編『特上カバチ!!』が連載中)は主人公が金融業者ではなく行政書士ですが、こちらも社会の仕組みに鋭く切り込んだおすすめの作品となっています。

 この他にも「サラリーマンのバイブル」と評される《島耕作シリーズ》や受験をテーマにした《ドラゴン桜》など、さまざまな作品がランク・インしていますが、いずれも読めば「そうだったのか!」と思わず手を打ちたくなるエピソードが満載の、ためになる作品ばかりです。社会生活をしていく上で行き詰まりを感じている人は、物は試しで目を通してみてはいかがでしょうか?