1990年代をピークに新聞や書籍の販売率が低下の一途をたどるなど、活字離れが叫ばれて久しい日本ですが、「電車通勤時や就寝前、休日の午後に小説を読むのが何よりの楽しみ」という読書好きは、まだまだ多いのではないでしょうか?
 「じっくり読みたい、日本を代表する近代作家ランキング」の第1位は、明治時代を代表する文豪《夏目漱石》。 『吾輩は猫である』をはじめ 『坊っちゃん』や 『こころ』など、おなじみの作品ばかりです。その《夏目漱石》に師事していた3位の《芥川龍之介》もまた、 『羅生門』や 『地獄変』、 『一塊の土』などの名作を数多く残しています。彼の死後に親友の 菊池寛が創設した新人文学賞 “芥川龍之介賞(芥川賞)”にその名を残しています。その芥川賞第1回目の受賞候補にもなったことがあるのが、4位の《太宰治》。代表作 『人間失格』は、歴代の 新潮文庫の中でも重版の回数がずばぬけており、《夏目漱石》の『こころ』と長年にわたってトップ争いを繰り広げているそうです。
 純文学の大御所作家が目立つ中で2位にランクインしたのは、童話作家の《宮沢賢治》。37歳で亡くなるまでのわずか10年ほどの間に 『風の又三郎』や 『銀河鉄道の夜』 『注文の多い料理店』など、今もなお多くの人々に読み継がれている名作を次々と発表しました。5位に入った推理作家の《江戸川乱歩》も注目したい作家の1人。名探偵・ 明智小五郎が快刀乱麻で事件を解決する 『D坂の殺人事件』など大人向けの探偵小説や、そのスピンオフ作品である 少年探偵団シリーズの生みの親としてあまりにも有名です。子どものころに 『怪人二十面相』をはじめとする少年探偵団シリーズを読んで胸を躍らせていた人も少なくないのでは?