漫画の世界においては、登場人物の心情や、物が発する音を表現する方法として「擬音語」が用いられています。この擬音語の使い方が有名な作品としては『北斗の拳』、『賭博黙示録カイジ』などがありますが、最初に名前が挙がる作品といえば、名作『ジョジョの奇妙な冒険』ではないでしょうか。

 そんな『ジョジョの奇妙な冒険』の中でも、特に印象的な擬音語として挙げられることが多いのが、《ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ》です。この擬音語は、キャラクターが醸し出す場を威圧するような存在感を表現したもので、重要な人物の登場シーンなどで使われていますが、他の作家にもパロディー的にこの擬音語を取り入れている人が多く、いかにインパクトの強い擬音語であるのかがよく分かりますよね。
 一度見たら忘れられないという点では、《ドギュウウウ———ン ドリュデ ドリュデ ドリュデ ドリュ ドリュ ドリュ ドリデデ》や《メメタァ》なども外せない擬音語と言えるでしょう。文字面だけを見ると、もはや何を表現したいのか分からないほどのユニークさですが、実際に作中で用いられているのを見ると、そのシーンを表現するのにマッチした擬音語に思えてしまうのが不思議なところです。

 このほかにも《ズキュゥゥゥゥゥゥゥン》や《ボムギ!》、《グッパオン》など気になる擬音語が次から次へと登場する『ジョジョの奇妙な冒険』。作者である荒木飛呂彦が生み出す摩訶不思議な擬音語ワールドに興味を持った人は、現在『ウルトラジャンプ』で連載中のシリーズ第8部『ジョジョリオン』をチェックしてみてはいかがでしょうか。