日本の伝統話芸、落語。落語は化粧や衣装に頼らず、扇子と手ぬぐい以外の道具もほとんど使わずに身振りと語りで話を進めるので、高度な技芸が要求されます。敷居が高いと思う人も多いようですが、最後に落ち(サゲ)をつけて話を締めくくるというところは、現代の漫才やコントにも通じているところ。最近では、寄席に足を運ぶ若者もいるそうです。好きな落語家のランキングでは、《笑福亭鶴瓶》《桂歌丸》《桂三枝》が人気を集めました。
 《笑福亭鶴瓶》は1972年に 「六代目笑福亭松鶴」に弟子入りしてからタレント活動を中心に活動していましたが、2002年頃からは本来の落語家としての活動に力を入れています。2003年には《春風亭小朝》、《林家正蔵》らと落語の団体を超えた 『六人の会』を結成し、落語界を盛り上げるべく、精力的に活動しています。2位の《桂歌丸》は、 落語芸術協会の会長を務め、日本テレビ系列 『笑点』の大喜利でもおなじみ。他の笑点メンバーも、5位《林家木久蔵》、6位《三遊亭楽太郎》、9位《春風亭昇太》と上位にランク・インしています。『笑点』のムードメーカー、5位の《林家木久蔵》は、息子の「林家きくお」が林家木久蔵を襲名するため、同番組で新しい芸名を募集していました。一体どんな名前が採用されるのか楽しみですね。3位は現在、 上方落語協会の会長を務めている《桂三枝》。落語家としての功績が称えられ、2006年には紫綬褒章を受賞しています。
 2007年10月1日から放送される予定の、NHK朝の連続テレビ小説 『ちりとてちん』は、上方落語の有名な演目のひとつ。東京では 『酢豆腐(すどうふ)』と呼ばれています。これでまた少し、落語が親しみやすくなるかもしれませんね。