今年の日本列島は暖冬となりましたが、アツアツのお鍋を囲まないことには、冬を越した気にはなれません。「一度は食べてみたい全国のご当地鍋ランキング」の第1位は、北海道の《石狩鍋》。地元の石狩川でとれたサケのブツ切りを野菜やみそなどと一緒に昆布のだし汁で煮込んだ料理で、地元特産のバターや牛乳を加える家庭もあるとか。2位の秋田名物《きりたんぽ鍋》は、秋田杉で作った棒にお米を巻いて焼いた “きりたんぽ”を、鶏としょうゆで味付けしたスープで煮込んだもの。3位には、1位と同じく北海道名物の《ジンギスカン鍋》が入り、寒い地方のご当地鍋が上位を独占しました。
 具だくさんの鍋料理が人気を集める中で健闘したのが、シンプル具材の鍋料理を代表する《湯豆腐》です。お寺の参拝客などをもてなす精進料理として家庭にまで広まった《湯豆腐》は、京都の 南禅寺や嵯峨嵐山のものが有名です。作り方が簡単なこともあり、家庭で最も身近な鍋料理と言えるかもしれませんね。
 9位の《おでん》は、コンビニで冬の定番メニューになるほど広く愛されている鍋料理ですが、静岡県のものはひと味違います。 “静岡おでん”の特徴は、長年にわたって継ぎ足すことで真っ黒になったしょうゆベースのだしに、牛すじや豚もつ、名物の 黒はんぺんなどを入れて煮込み、さらにかつお節や青のりなどをトッピングするという濃いめの味付け。ネタの1つひとつを串に挿すというのも特徴の1つで、子どものおやつ代わりに《おでん》を売る駄菓子屋さんもあるそうですよ。