理想の老後はどういうところで過ごしたいですか? 自然が豊かな場所できれいな空気を吸ってのんびり暮らしたいという人が多いだろうという発想からか、田舎への移住を特集したテレビ番組などもよく見かけます。ところが調査してみたところ、老後移住するとしたら重視したい環境条件としては《交通の便がよい》《近くに大きな病院がある》など、利便性の良さを求める意見が上位に入りました。
 1位となったのは《交通の便がよい》。街から離れた田舎では、電車やバスなどの本数が極端に少ないため自家用車がなければ身動きがとりづらくなります。歳をとり、一人での車の運転が不安になったときに、気軽に利用できる公共の移動手段があると安心ですね。2位には《物価が安い》がランク・イン。最近では温暖な地域への国外移住を考える人も増えているとか。退職者を対象としたビザに 「リタイアメント・ビザ」というものがあり、これを導入している国は、オーストラリアをはじめ、マレーシアやスペインなど、十数カ国にものぼります。「リタイアメント・ビザ」の発給条件は年齢や預金金額など国によって違うので、興味のある人は調べてみては? また、老後の健康管理に不安があるためか、《近くに大きな病院がある》が3位に入りました。かかりつけのホームドクターが身近にいることも安心ですが、大きな病気にかかった時には、様々な検査や治療の受けられる大きな病院は心強い存在です。
 老後の生活を考えた時、理想と現実のギャップは大きいもの。リタイア後の生活環境について自分だけで悩むのではなく、家族などの親しい人と話をしてみることも大切ですね。