日本人が日常的に使用している漢字。この漢字は、もともと日本で生まれたものではなく、古代において中国から日本へ伝えられた文字です。海を越えて伝わってきた文字であるだけに、実はこの漢字の使い方が日本でと中国では大きく異なる場合があるのをご存じでしょうか?

 最もその使い方の違いに驚いてしまうのは、《挨拶》です。日本において挨拶といえば、相手の存在を認め、互いの距離を近しいものにするための行為を指す言葉。ところが中国において「拶」という文字は「ひどい目に遭う」という意味を持っており、刑罰の道具を指す言葉として使われているのだとか。

 続いて驚く人が多かったのは、《手紙》でした。こちらは何とトイレットペーパーを指す言葉として使われています。日本人が中国人に対して日本語で「好きな人に手紙を送ったんだ!」とメールを送ったら中国の人はポカンとしてしまいそうですし、日本人が中国人から「手紙でおしりをふいた」とメールをもらったら、「何てことをするんだ!」と驚いてしまいそうですね。

 人間関係をあらわす言葉であるだけに何ともややこしいのが、3位にランク・インした《愛人》です。日本で《愛人》といえば結婚している相手とは別に付き合っている相手のことですが、中国では「妻」を指す言葉として使われています。さらに驚かされるのは4位の《娘》。こちらは中国語で母親や目上の既婚女性を指す言葉として使われており、日本とは全く逆の意味になっています。

 このほかにも《下水》や《暗算》、《勉強》など、さまざまな言葉がランク・インしていますが、こんなにも日本と中国で意味が違うと、「古代中国から日本へこの言葉が伝えられた時にいったいどんな手違いがあったのか?」とあれこれ妄想してしまいますよね。