皆さんにもおなじみの「オタク(おたく)」という言葉。その厳密な定義には諸説ありますが、近年は特定の分野に熱中し、強いこだわりを持つ人物を広く称する言葉としてすっかり定着した感がありますよね。オタクと呼ばれる人々は、そのこだわり故に、時として同じ分野でオタクを自称する人に対して強いいらだちを感じる事があるそうです。

 多くの人に、オタクがオタクに対していらだちを感じるのはどのような時だと思うのかを聞いてみたところ、最も多かったのは《名称や説明がちょっとずつ間違っているとき》でした。確かに自分が得意とする分野に強い自負を持つオタクにとって、同じオタクが間違った知識を周囲に広めているのはとても耐えられない事なのかもしれません。

 《誰でも知っているような知識をドヤ顔で語られたとき》や《メジャーなものしか知らないのにオタクを自称されたとき》など、いわゆる「にわかオタク」が幅をきかせている事も、オタクにとっては腹立たしいことの一つでしょう。「この人は本物」と周囲が認めるオタクは相手から聞かれない限り知識を披露する事はあまりないものですが、「この人、本当に詳しいのかな……」と感じる人が冗舌という事は確かにありますよね。

 逆に詳しい知識を持っていても、《好きだという割にそのルーツ・背景にまで踏み込んだ知識がないとわかったとき》や《買っているものに統一性・ポリシーがないのに気づいたとき》のように、その分野に対する愛情が欠けている相手にも、オタクはいらだちを覚えるようです。今や「国内産業の一角を支える存在」とまで言われるようになったオタク。彼らのこだわりは、我々が想像する以上に強いものなんですね。