歴史好きの女性を称する「歴女」なる言葉がメディアで当たり前のように使われ、NHKの大河ドラマ龍馬伝』に老いも若きもが熱狂する昨今。人々の歴史に対する興味は、かつてない高まりを見せているように感じます。しかし、いざ歴史に興味を持ったとしても、教科書や歴史書で学ぼうとすると面倒に感じることってありませんか? そんな人にお薦めしたいのが歴史を題材にした漫画です。

 歴史を題材にした漫画は過去にさまざまな作家が手がけてきましたが、多くの人が「この作品を読めば勉強になる!」と評価したのは、横山光輝の《三国志》でした。『三国志』といえば、吉川英治北方謙三が手がけた小説版もよく知られていますが、作中に登場する膨大な数の武将が絵によって覚えやすい、文章が平易で読みやすいなどの理由で、漫画版を推す人が少なくないようです。横山光輝作品は、このほかにも《項羽と劉邦》や《水滸伝》がランク・インしており、いかに歴史好きな人から支持されているのかがよく分かりますね。

 2位に続いたのは、日本を代表する古典文学を扱った江川達也の《源氏物語》。原作の『源氏物語』は全五十四帖もある大長編。読破するのはかなり大変な作業ですが、漫画で読めばすんなりと内容が理解できそうな気がしますよね。この作品では原作表記も併せて掲載されているので、古典の試験対策にも使えそうです。同じ原作を扱った作品では5位に大和和紀の《あさきゆめみし》もランク・インしています。

 このほか、西洋の歴史を扱った漫画では、フランス革命を題材にした池田理代子の《ベルサイユのばら》、巨匠・手塚治虫の《アドルフに告ぐ》の2作品が人気を集めました。今回ランキングに登場した作品はいずれも史実をベースにしたフィクションではありますが、当時の人々の暮らしや考え方などが非常にリアルに感じられる名作ぞろい。書店で手に入らない作品も電子書籍で販売されている可能性があるので、興味のある人は探してみてくださいね。