同じ親の下に生まれ、自分から見て傍系2親等の相手を指す言葉「兄弟・姉妹」。実際に血がつながった間柄でなくても「まるで本当の姉妹のように」や「兄弟の契りを交わす」など、関係の近さや深さを表す言葉としてよく使われていますよね。アニメやコミックにおいても、この兄弟・姉妹の関係にフォーカスした作品はこれまでに数多く作られています。

 アニメ・コミックに登場する兄弟・姉妹キャラクターの中でも、多くの人が「強い絆で結ばれていそう」と感じたのが、野坂昭如の小説を原作とする劇場アニメ『火垂るの墓』の《清太 と 節子》です。戦時下の日本で、母を亡くした兄妹が二人で支え合いながら生きていく姿を描いた作品ですが、妹を食べさせるために泥棒をはたらく事もいとわない兄、その兄をひたすら信じてついていく幼い妹。その絆は兄妹という言葉だけでは表現しきれないほど強いものに感じます。

 続く2位には、『となりのトトロ』の主人公《サツキ と メイ》がランク・インしました。こちらは面倒見が良い姉と聞き分けがない妹という、何ともほほえましい姉妹関係が描かれていますが、《清太 と 節子》の関係とはまた違った絆の強さを感じますよね。ちなみに、『となりのトトロ』と『火垂るの墓』は1988年の公開時に同時上映された作品。不思議な生物と少女たちの心温まる交流を描いた作品と、目を背けたくなるような戦争の悲惨さを描いた作品を同じ劇場で続けて見た人々は、何とも複雑な気持ちで帰路についたのではないでしょうか。

 注目は《エース と ルフィ》、《ナミコ と ノジコ》の『ONE PIECE』勢。どちらも血のつながっていない義兄弟・義姉妹という関係ですが、辛い子供時代を支え合って乗り越えてきた二人の間には、本当の兄弟・姉妹以上の強い絆があるように感じますよね。