先月厚生労働省より発表された平成22年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によると、今年の大卒の内定率は過去最低の水準になったそう。とはいえ職探しをする身になってみれば「どんな会社でもいいから…」というわけにもいかず、採用情報を見ただけでは「本当に大丈夫なの?」と応募をためらってしまうような企業があるのも事実です。多くの人が思わず躊躇(ちゅうちょ)する採用情報とはどんなものなのでしょうか。

 1位は《仕事の内容が具体的に書かれていない》。リクルートが行っている最新の「転職者の動向・意識調査」では、転職先を選ぶ際に重視した項目として「仕事内容」をあげた人が8割以上と圧倒的。就活中の学生を対象とした別の調査でも入社を決める際に重視したこととして「具体的な仕事内容」が1位となっており、就職活動や転職活動をする際に仕事内容を最も重視するという人がほとんど。そんな中で《仕事の内容が具体的に書かれていない》採用情報は致命的といえそうです。2位は《年中求人広告を出している》。4位の《「面接ナシ、即採用」と書かれている》も同様ですが、「常に求人があり、すぐに採用される会社=人がすぐ辞める会社」という印象を抱いてしまいがち。何か会社に問題があるから人が定着しないのでは…と応募するのを躊躇(ちゅうちょ)してしまうというのもうなずける話かもしれません。

 失業率や求人倍率などを見ると、就活生はもちろん転職希望者にも厳しい状況が続いている昨今。社内の公用語を英語にする企業が増えたり、「保守的な学生はいらない」と一芸採用枠を3倍にする企業が登場したりと、求職者に求められるスキルがどんどん高くなっている印象は否めません。一方、採用する側である企業もよりよい人材を求めて試行錯誤することが求められているはず。人材がなかなか集まらない…という企業は、もう一度自社の採用情報を見直してみるのも有効な手かもしれませんね。