古くから「万病の元」と言われているように、軽い気持ちでいると大きな病気につながる原因となってしまう風邪。まだまだ肌寒い日が続いていますが、もし「風邪をひいてしまったかな?」と感じたら、ひき始めのうちに対処するようにしたいものですね。

 そんな風邪の民間療法として人気が高いのは、《しょうがの絞り汁にはちみつや黒糖を入れて飲む》や《葛湯を飲む》でした。しょうがには風邪の初期症状に有効な発散作用があり、葛湯に使われているクズの根も古くから漢方薬の「葛根(かっこん)」として有名です。このほかにも《梅干を番茶に入れて飲む(梅干番茶)》や《日本酒、たまご、砂糖をまぜて飲む(卵酒)》など、何らかの効用があるものを飲み物と合わせる人が多いようですね。

 風邪に伴う症状を和らげる民間療法としておなじみなのは、《長ネギを火であぶってのどに巻く》でしょうか。これは長ネギに含まれる硫化アリル(アリシン)に殺菌効果がありのどの炎症を防ぐからとされています。《にんにくをホイル焼きにして食べる》のも昔からよく知られた民間療法ですが、にんにくにもこの硫化アリルがたっぷりと含まれています。

 こうした民間療法が古くから受け継がれてきたのは、当然それなりの効果が認められたからこそですが、中にははっきりと効果が証明されていないものもあります。もし「本格的に風邪を引いたかも」と感じた場合は、早めに病院へと足を運ぶようにしましょうね。