日本で人気の格闘スポーツといえば、まず思い浮かぶのはボクシングですよね。使うのはグローブを付けた両の拳(こぶし)のみという極めてシンプルなシステムながら、競技性の高さ、駆け引きの奥深さなど、目の肥えた日本の格闘スポーツファンにも愛されています。

 多くの格闘スポーツファンに愛されているだけに、ボクシングを題材にした漫画作品も数多く登場しています。中でも人気が高いのは、《はじめの一歩》。いじめられっ子だった少年・幕之内一歩がボクシングに出会い、数々の強敵と戦いながら成長していくという作品です。迫力あふれる試合の描写はもちろん、ライバルや主人公を取り巻く脇役についても丁寧に描かれているのが特徴です。

 2位に続いたのは、連載当時社会現象を巻き起こすほどの人気を集めた《あしたのジョー》。主人公の矢吹ジョーが、試合を終えた後真っ白に燃えつきた状態でコーナーに座るシーンはあまりにも有名。ジョーのライバル・力石徹が作中で死んだ際、実際に葬儀が行われたというエピソードもあるほどです。連載は1973年に終了していますが、今も多くの人から愛されている名作中の名作と言えるでしょう。

 このほか、《ろくでなしBLUES》や《がんばれ元気》などが上位にランク・インしていますが、試合のシーンだけでなく、主人公の成長や仲間との交流などの人物描写がしっかりとした、人間ドラマとしても完成度が高い作品が人気のようですね。